「信じるとそう顕れる」のはなし。(仏教以前⑥前編)
今回の話は「私が一番、話したい内容」といっても過言ではないお話です。
まぁ「仏教以前の話シリーズ」はすべてがそうなんですけれど……(笑)
私は、不思議な話を「何でも否定」する事も、不思議な話が好きすぎて「何でも肯定」してしまう事も、両極端ではないかと思っています。
もちろん、あきらかに詐欺まがいのような話は世間から無くなってくれたらいいな……、と思っているくらいなんですが……。
このサイト『これから始める佛教』では「なんでも頭から否定はせず、なぜその考え方は存在するのか?、相反する考え方と共存できる上位概念は無いか?」を探っています。
今回お話する内容を知って頂けると、これから不思議な話を聞いても、全否定でも全肯定でも無く「あぁ、あなたはそれを選ぶのね。ふ~ん。」と、特に動揺もせず、結構、中立でいられるのではないかと思うのです。
ちなみに先にお話しておくと、今回のブログは何かの立場を否定するような内容では全くありません。
逆に、相反する思想でさえも、すべてを肯定できる可能性を示した上で、他者と対立せず、争わず、調和できる道を模索させて頂いた結果の内容となっております。
今回のお話が世間の争いを少しでも無くし、みなさまのお役に立って頂けたとしたら幸いです。
- 不思議な話を聞いた時、どう受け止めたら良いか悩んでいる方。
- 仏教についてこれから学びたいと思っている方。
- 宗教・宗派の「〇〇だけが正しい」という話に疲れてしまった方。
思うが故にそのように顕れる。
易占霊界の話。
私は昔、占いの勉強をした時、占いの世界には「易占霊界(えきせんれいかい)」という言葉がある、と知りました。
例えば方角を気にする人がいて「私、今日は北の方向が運勢悪いのよ~」と思っていると「現実もそのように顕れやすくなる」といった話です。
占いを信じる人達には、占いを信じる人達の霊的な世界(フィールド)が生まれ、それを信じる事でその世界にアクセスしやすくなり「そのように結果が起こりやすくなる」というのですね。
これは「それってやっぱり、ただの思い込み、って話なのね……。」とかいう話ではありません。
私たちの想念は、他者に影響を与えてしまうような世界(フィールド)を作ってしまう程、パワフルである、という事なのです。
そしてこれは「うらないの世界だけに限らず……」という事でもあります。
この話は、いろんな謎を解いていく、すごく面白い話だと私は思ってるんです……。
カウンセラーをしていると思うこと。
カウンセラーをしていると思うことがあります。
例えば「わたしは嫌われ者なんです。どうしたらいいでしょうか」なんて真剣に相談に来る人の中には「最終的に、自分から(無意識に)嫌われる事をしている」人がいるんです……。
どうも「人は、自分の思ったようになった方が安心する」ようですね……。
未知の出来事に遭遇して受けるストレスよりも「ほぉら。やっぱりそうなったでしょ、と思える方が安心する、」という事のようなのです……。
「嫌われポジション」も居場所であり、成功パターンって事なんですよね……。無視されるよりはよっぽど良い。
こんな場合、カウンセラーとしては幼少期からの問題を探っていったりします。
いやぁ、人って複雑です……。
「易占霊界」の話の中では「何かを信じると、信じた結果が起こりやすくなる」といった不思議にも聞こえる話をしましたが、もしかすると「信じるような結果になるように、自分の無意識が持って行っている」という事もあるのかもしれません……。
百匹目の猿現象の話。
「百匹目の猿現象の話」ってきいたことはあるでしょうか?
宮崎県にある幸島という所には、ニホンザルの群れが住んでいます。
ある日、その群れの中に住む一匹の子猿が、海水で芋を洗って食べる事を始めました。
すると、周りの猿たちも次第に真似をするようになったんだそうです。
そしてその行動をする猿の数が100匹(それくらい……という数。)を越えたとき……なんと、遠く離れた大分県高崎山の猿の群れの中で突然、同じような行動をする猿が出てきた、というのです……。
これも「易占霊界」の話によく似ていませんか?
ちなみに、こうした現象を「シェルドレイクの仮説」ともいうそうです。
まぁ、くわしい説明は上記のウィキペディアにお任せしますが(笑)
「シェルドレイクの仮説」とは「A地点で起こった現象が直接的には関係の無いB地点で観測される」という説らしいですね。
ますます易占霊界の話に似ています。
と、いうか、易占霊界の話の方が、この学説と良く似ている……、と言った方がよいのでしょうか……(笑)
後半に続く……。